マタニティ歯科( ・∇・)
こんにちは、五位堂いのうえ歯科クリニックです。
妊婦さんの歯科治療、検診について更新します☆
一般的に、安定期の五ヶ月以降から歯の検診を行う妊婦歯科検診という検診があります。
当院でも妊婦さんの歯科検診を行う事ができます。
妊娠中でも歯科治療は行えますが、妊娠初期には応急的な処置が中心となります。
それ以上の処置が必要な場合には安定期(5カ 月〜8カ月ごろ)に産科と相談のうえ行うことになります。
妊娠中は、個人差がありますが、特に初期はつわりが辛い方が多く、口の中を長時間開けるのもしんどいという方は少なくありません。
食事の好みも変わり、体調が優れない日が多く、日々の歯磨きなどの口腔ケアも十分に出来ないという方も多くいらっしゃいます。
妊娠中は、歯茎が腫れたり、出血しやすくなります。
これを、妊娠性歯肉炎といいます。
妊娠性歯肉炎の頻度は高く、その発現は妊婦35%以上にのぼると報告されています。
妊娠性歯肉炎は卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲストロン)という女性ホルモンの上昇と関連していると考えられています。
プロゲストロンの上昇は歯肉に炎症を起こりやすくし、同時に歯肉の血管に作用して出血しやすくします。
また女性ホルモンは歯と歯肉との間の溝の中にいるある種の細菌の栄養源となり、細菌の増殖をもたらすとされています。
歯肉炎の原因であるデンタルプラーク(歯垢)の蓄積をまね きやすいことも関係していると言われています。
これらのことから妊娠中は歯肉に炎症が起こりやすくなるのです。
妊娠性歯肉炎の治療は通常は麻酔などを必要とせず、専門家による状態に応じた歯磨きを用いること、歯の周りの歯石等を除去すること、歯面清掃などにより改善することができます。
また内服薬も必要とせず、うがい薬を使う程度ですので、妊娠中のどの時期でも安全に治療することができます(^ ^)
大切な赤ちゃんを授かり、辛いつわりの時期を乗り越え、普段の生活に戻る事ができましたら無理せず一度歯科検診にお越しくださいね。
診療中、椅子の角度が辛かったり、口をずっと開けてる事が辛い場合、ゆっくりと時間を掛けて診察しますので、どうぞご安心してお越しください(^^)
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