歯ぎしり
睡眠時の歯ぎしりや食いしばりは歯科ではブラキシズムと呼ばれ
なんら機能的目的を持たない習慣の一つとして考えられます。
ブラキシズムは決して珍しいものではなく、成人の10%は家族の指摘により自覚があるようです。
しかし、軽い食いしばりや音のしない歯ぎしりも多く自覚のない場合のほうが多いとされブラキシズムに関する状態や症状は
実に80~90%の人に認められると言われています。
睡眠時のブラキシズムは必ずしも悪癖とはとは言えず、近年の研究では不安やストレスにより交感神経が働いている緊張状態を
歯を噛み合わせる事を引き金に、副交感神経を作動させて、結果として緩和しているという説もあります。
けれども就寝中の歯のかみ合わせでは意識して噛む力の6倍もの力が歯に加わる場合もあり、歯が異常に磨り減ったり
歯の周りの組織にダメージを与えたりして顎関節に悪影響を与えることがあると考えられています。
睡眠時のブラキシズムを根本的になくすことは難しいとされていますので歯科医院では
個人に合ったナイトガードを製作します。
歯ぎしりや食いしばりでお困りの方は一度ご相談下さい。
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