歯周病検査とは?
こんにちは、いのうえ歯科クリニックです。
歯周病の初期は静かに進行し自覚症状がほとんどないため、ご自身で歯周病かな?と思う事がほとんどありません。
歯科での定期検診で発覚する事がほとんどです。
歯周病の検査は、症状や進行状況に合わせて、いくつかの検査を組み合わせて行われます。
・プロービング検査
歯と歯肉との間に隙間ができる歯周ポケットがあります。
歯周ポケットは一般には深くなるほど歯周病の程度が進んでいると考えられ、歯肉の入り口から隙間の底の部分までの距離を測定して重症度の判定に用います。
この距離を測定することをプロービング検査と言います。
・レントゲン検査
骨の状態を調べるレントゲン検査では直接見ることができない部分をレントゲン写真で確認できます。
埋まっている骨の量で病気の進行を知ることができます。量が少なければ、歯周病が進行しているということです。
・プラークの付着状況の検査
歯周病の直接の原因は、歯の周囲に付着した汚れ(プラーク)です。
プラークが多く付着していると歯周病になりやすくなりますし、また歯周病の治療を進めていくうえでプラークのつかないようなお口の環境を整えていくことが必要とされています。
プラークの付着量は、染色液を使って染め出してから軽くうがいをしてもらい、付着している部位がわかるようにします。
プロービング検査による歯周ポケットのチェック、レントゲン写真による骨のチェックとともに大切な検査として、歯周病菌のチェックがあります。
日本人の多くが発症しているといわれている歯周病は、自覚症状がないまま進行する危険な病気です。
30代から進行していくと言われている歯周病は、普段から歯磨きといったセルフケアをしっかりと行っていても、磨き残しやかみ合わせが原因で歯周病となるケースもあります。
歯周病は独特な口臭を放ちます。
初期段階から治療を行うと、治療回数、経済的なご負担、そして何よりもご自身の大切な歯と歯茎を守る事ができますので必ず定期検診をお受け下さいね。
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