摂食嚥下障害
摂食嚥下障害とは 、食べること・飲み込むことの障害で、食事や水分などがうまく食べられない・飲み込めないような状態をいいます。
症状は様々ですが、うまく食べ物を噛めない・口からこぼれてしまう・飲み込むまでに時間がかかる・飲み込めてもむせてしまう・食後に痰が多くなるなどの症状が出やすいです。
加齢によって、噛む・飲み込むという口腔機能が低下すると、硬い食べ物を避け、柔らかい食べ物ばかりを選びがちになります。
すると、噛む機能はますます低下し、食事の質の低下などの悪循環を招いてしまいます。
活舌(かつぜつ:滑らかな話し方。滑舌ともいう)の低下や食べこぼしが増えるのも、噛む機能が低下していることが影響しています。
口腔機能を維持するためには、お口の運動やマッサージと併せて、定期的に歯科を受診して口腔機能を評価してもらい、状態を確認しながらケアを行い、機能低下を予防していくことが重要です。
また食事の質を維持するために、噛むことを意識した食事や調理法を選択するよう心がけることも大切です。
歯を多く失っている、入れ歯が合っていないという場合にも、摂食嚥下障害が起きることがあります。
歯の機能を回復させる適切な治療を行ったり、入れ歯を調整したりすることで、症状が改善されるケースもありますので、一度ご相談いただくことをおすすめします。
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